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「なんちゃって5G」という言葉が頻繁にニュースで登場します。携帯各社が基地局の整備において、既存4Gで利用する周波数帯を5G(第5世代移動通信システム)に転用する取り組みを示す表現として主に用いられています。この取り組みについてNTTドコモが、KDDIやソフトバンクをけん制したことで話題になりました。ドコモは、利用者が有利誤認することを危惧しているといいます。
そこで今回は、「なんちゃって5G」について取り上げた日経クロステックの記事『5G基地局3倍へ4G転用、ドコモが懸念する「なんちゃって5G」』と『「なんちゃって5G」に勝てないドコモ、米ベライゾンの二の舞いか』から出題します。改めて、「なんちゃって5G」問題を整理してみましょう。
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(出所:PIXTA)
そもそも、KDDIやソフトバンクはなぜ、4G周波数帯を5Gに転用することに積極的なのでしょうか。
日経クロステックの記事を読むと、5G基地局の整備を早急に進めたいという思惑が理由の1つであることが分かります。そこで目を付けたのが既存の4G周波数帯です。転用すれば次のようなメリットが得られるからです。
「5G向けに携帯各社に割り当てられた3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯という周波数帯は電波が遠くまで(A)。電波が(B)4G周波数帯を5Gに転用できれば、5Gエリアを(C)」
この(A)(B)(C)にそれぞれ当てはまる言葉の組み合わせが正しいものはどちらでしょうか。
1:(A)飛びやすい (B)飛びにくい (C)絞り込みやすい
2:(A)飛びにくい (B)飛びやすい (C)一気に広げられる