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事例6 超粘着

企業名:三井化学
原材料:ポリオレフィン

 三井化学が開発した「体温感知自己粘着性シート」は人肌温度程度で温めると軟化し、その状態で圧力を加えて押し合わせると自己粘着性を示す(図1)。その正体は高分子の一部の運動性が大きくなるガラス転移温度が約28℃と体温に近いポリオレフィン系プラスチックだ。

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図1 体温感知自己粘着性シートの応用例
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図1 体温感知自己粘着性シートの応用例
ガラス転移温度が28℃のため、体温程度の温度で軟らかくなる。また、その状態で圧力を加えて押し付けると自己粘着性を示す。(a)身体にフィットさせたデバイスの固定や(b)面ファスナーの代替などの応用が考えられる。右の自己粘着性シートの厚さは、折り曲げて接着した状態でも左の面ファスナーに比べて薄い。厚さは50μm~1mm程度に対応できる。(出所:三井化学)