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 NTTドコモは2020年9月14日、同社の電子決済サービス「ドコモ口座」の不正利用問題に関する説明会を開催した。同日午前0時時点で銀行からの申告ベースの被害件数は120件で、被害総額は2542万円だった。不正チャージを確認した銀行数は11行とした。

ドコモ口座の不正利用に関する説明資料
ドコモ口座の不正利用に関する説明資料
出所:NTTドコモ

 120件の不正チャージのうち1件は、ドコモ口座にひも付ける銀行口座の新規登録を停止した9月10日午前0時以降に発生した。「停止措置前にひも付けられた口座だった。送金されたのは9月10日中で、それ以降は不正チャージを確認していない」(NTTドコモ)。利用者に不便をかけることから、今後もチャージ機能を止めないとした。不正チャージされた金銭の使い道については、「換金性が高い家電量販店の商品やタバコの購入に利用されたことを確認した」(同)という。

 新たな根本的な対策として、ドコモ口座利用者がドコモの携帯電話を利用していない場合、銀行口座の新規登録時だけでなく、既に登録済みの利用者にもオンライン本人確認システム(eKYC)による本人確認を実施するという。一部報道にあった、被害者がドコモの携帯電話ユーザーでなかった点や、被害者がドコモ口座の開設に必要なdアカウントの会員ではなかった点、特定地域の同一IPアドレスから不正チャージのアクセスが大量にあった点などについては、セキュリティー上の理由から事実かどうかを明らかにしないとした。