ゆうちょ銀行は2020年9月15日、2要素認証を未導入のキャッシュレス決済事業者への新規口座登録やチャージを停止する考えを明らかにした。
同行によると、対象となる事業者はPayPay、LINE Pay、PayPal、ウェルネット、楽天Edy、ビリングシステム、メルペイ、ゆめカードの8事業者。停止する時期については「準備ができしだい」(同行)としている。
同行はすでにNTTドコモ、Kyashとの間で口座の新規連携やチャージ処理を停止している。今回新たに停止した事業者を加え、同行が口座連携しているキャッシュレス決済サービス全12事業者のうち10事業者との連携が停止したことになる。
同行を巡っては、高市早苗総務相が同日午前、同行と口座連携している6事業者のキャッシュレス決済サービスにおいて不正チャージが発生していたことを明らかにしている。同行は「各事業者での被害の発生状況については回答を控える」として、不正チャージが発生した事業者を明らかにしていない。