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 東急電鉄の自動券売機で横浜銀行とゆうちょ銀行の口座から現金を引き出せるサービス「キャッシュアウト」が、2020年9月18日から停止している。停止の原因が、「ドコモ口座」不正利用問題を受けた横浜銀行のシステム改修にあることが2020年9月25日、日経クロステックの取材で分かった。改修が完了するまで、キャッシュアウトを数カ月間停止する方針だ。

東急電鉄の「キャッシュアウト」サービス停止の告知
東急電鉄の「キャッシュアウト」サービス停止の告知
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 横浜銀行は「キャッシュアウトは十分にセキュリティーを考慮しており、不正利用被害も発生していない」(広報)としたうえで、「昨今の情勢を受けて、お客様に安心していただくため、システムを改修することにした」(広報)と説明する。具体的にはキャッシュアウトによる預金引き出しに2要素認証を取り入れる。

 東急は横浜銀行に加えてゆうちょ銀行とも連携している。東急は「今回のサービス停止はあくまで横浜銀行の判断によるもの。だが、お客様の混乱を招かないようにするため、ゆうちょ銀行との連携も含めたキャッシュアウトのサービス全体を停止している」(広報)と説明する。

 キャッシュアウトは東急が自動券売機設備の有効活用を目指して2019年5月に始めた新規事業。銀行口座とひも付けたスマートフォンアプリの「はまPay」「ゆうちょPay」が表示するQRコードを自動券売機のリーダーに読み取らせると現金を引き出せる仕組みだ。引き出し上限は1日当たり3万円である。