全3222文字

スタートアップ修復が自動で開始しないときは手動で

 スタートアップ修復は、条件を満たしたら自動的に実行される。しかし、起動トラブルの症状によっては、何度強制終了しても「くるくる」の表示が止まらず、自動的に実行されないケースもある。このような場合は、Windows 10のインストール メディアを使って「Windows回復環境」の起動オプション画面から手動でスタートアップ修復を実行させる。

 インストール メディアとは、その名の通りWindows 10の再インストール時などに必要となるメディアだ。最近はUSBメモリーに作成するのが一般的である。自分が使っているパソコン以外でも作成できるので、起動できないトラブルに見舞われているときは他のパソコンを使って作成しよう。

 インストール メディアは「Windows 10のメディア作成ツール」(以下、メディア作成ツール)というツールを使って作成する。作成するには、8Gバイト以上のUSBメモリーが必要だ。作成時にUSBメモリーはフォーマットされるので、必要なデータが入っている場合はバックアップしてから作成作業を開始しよう。トラブルが起こっていないときに作っておけば、問題が発生したとき慌てずに済むので、あらかじめ作成しておくのがお勧めだ。

Webブラウザーで「Windows 10のダウンロード」(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10)にアクセスして「ツールを今すぐダウンロード」をクリック。メディア作成ツールをダウンロードする
Webブラウザーで「Windows 10のダウンロード」(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10)にアクセスして「ツールを今すぐダウンロード」をクリック。メディア作成ツールをダウンロードする
(出所:米マイクロソフト)
[画像のクリックで拡大表示]
USBメモリーをパソコンに挿してメディア作成ツールを起動する。起動したウィザードを進めていくと、実行する操作を選択する画面が表示される。「別のPCのインストール メディアを作成する(USBフラッシュ ドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選択して「次へ」をクリックする
USBメモリーをパソコンに挿してメディア作成ツールを起動する。起動したウィザードを進めていくと、実行する操作を選択する画面が表示される。「別のPCのインストール メディアを作成する(USBフラッシュ ドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選択して「次へ」をクリックする
[画像のクリックで拡大表示]
「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」画面では、「このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックを外し、「言語」で「日本語」、「アーキテクチャ」で「32ビット」「64ビット」「両方」のいずれかを選択する。複数のパソコンで使う予定がある場合は「両方」を選択しておくとよい。設定できたら「次へ」をクリックする
「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」画面では、「このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックを外し、「言語」で「日本語」、「アーキテクチャ」で「32ビット」「64ビット」「両方」のいずれかを選択する。複数のパソコンで使う予定がある場合は「両方」を選択しておくとよい。設定できたら「次へ」をクリックする
[画像のクリックで拡大表示]
インストールするメディアの選択画面が表示されるので、「USBフラッシュ ドライブ」を選択して「次へ」をクリックする
インストールするメディアの選択画面が表示されるので、「USBフラッシュ ドライブ」を選択して「次へ」をクリックする
[画像のクリックで拡大表示]
インストールするUSBメモリーを選択する。USBメモリーが表示されていない場合は、USBメモリーを挿し直して「ドライブの一覧を更新する」をクリックしてみよう。USBメモリーを選択して「次へ」をクリックすると、USBメモリーがフォーマットされインストール メディアが作成される
インストールするUSBメモリーを選択する。USBメモリーが表示されていない場合は、USBメモリーを挿し直して「ドライブの一覧を更新する」をクリックしてみよう。USBメモリーを選択して「次へ」をクリックすると、USBメモリーがフォーマットされインストール メディアが作成される
[画像のクリックで拡大表示]

インストール メディアからスタートアップ修復を実行する

 インストール メディアをパソコンに挿して起動しても、通常は内蔵ストレージ(HDDやSSD)からブート(起動)してしまう。そのため、起動デバイスをUSBメモリーにする必要がある。最近のパソコンはBIOS/UEFIの初期画面(Windows 10のロゴが出る前に表示される画面)の表示中に特定のファンクションキーを押すとブートデバイスが選択できるので、ここからUSBメモリーを選択すればよい。

 パソコンによってはブートデバイスを選択できないことがある。この場合は「BIOSセットアップ」というメニューで、起動デバイスの優先順位を変更してUSBメモリーが最上位になるように設定する。なおブートデバイスの選択やBIOSセットアップの起動手順は、お使いのパソコンによって異なる。手順が不明な場合は、メーカーのサポートサイトを参照するか、メーカーに確認してほしい。

 USBメモリーから起動できれば、あとは「Windows回復環境」の起動オプション画面から「スタートアップ修復」を選択するだけだ。

USBメモリーからブートできると、Windowsセットアップ ウィザードが始まる。言語やキーボードなどで日本語が選択されていることを確認して「次へ」をクリックする
USBメモリーからブートできると、Windowsセットアップ ウィザードが始まる。言語やキーボードなどで日本語が選択されていることを確認して「次へ」をクリックする
[画像のクリックで拡大表示]
次の画面が表示されたら、「コンピューターを修復する」をクリックする。これで「Windows回復環境」の起動オプション画面が起動する
次の画面が表示されたら、「コンピューターを修復する」をクリックする。これで「Windows回復環境」の起動オプション画面が起動する
[画像のクリックで拡大表示]
オプションの選択画面で「トラブルシューティング」をクリックする。マウスが使えないときは、カーソルキーで「トラブルシューティング」を選択して「Enter」キーを押す
オプションの選択画面で「トラブルシューティング」をクリックする。マウスが使えないときは、カーソルキーで「トラブルシューティング」を選択して「Enter」キーを押す
[画像のクリックで拡大表示]
詳細オプション画面で「スタートアップ修復」をクリックする。次の画面で「Windows 10」を選べばスタートアップ修復が実行される。あとの操作は同様だ
詳細オプション画面で「スタートアップ修復」をクリックする。次の画面で「Windows 10」を選べばスタートアップ修復が実行される。あとの操作は同様だ
[画像のクリックで拡大表示]