パソコンの通知機能は便利だが、知らないサイトから通知が来るのはうっとうしいものだ。パソコンは仕事で使うことが多いので、このような通知が届くのは作業の妨げにもなってしまう。
突然表示される広告なども迷惑な存在だ。セキュリティーソフトなどを使って万全に対策をしていたつもりでも、出てきてしまうことがある。
こうしたトラブルは、Webプッシュの通知の許可、Webブラウザーの拡張機能、アドウエアなどが原因の可能性がある。いずれかが原因であれば、Webブラウザーの設定などを見直せば改善できる。今回は、突然表示される通知や広告のトラブルへの対処法と、拡張機能を安全に導入する方法を説明する。
知らないサイトからの通知はなぜ出てくるのか
Windows 10には通知機能がある。この機能はメールの受信やアプリからのお知らせを通知するもので、通知が届くとサウンドと共に画面の右下に通知(トースト通知)が表示される。自分が使っているアプリから通知が来るのであればとても便利だが、知らないWebサイトからの広告といった通知が交ざってくることがある。
こうなる原因は、「Webプッシュ通知」が有効になっていることである。Webプッシュ通知とは、Webサイトの最新情報をブラウザーで通知できる機能だ。Webサーバーからブラウザーへ情報をダイナミックに送信するもので、ユーザーに新着記事などを知らせるために利用する。もともとはWebサイトへの再訪率を上げるためのマーケティングツールだが、サイトによっては迷惑メールのように通知を送りつけてくる。
Webプッシュ通知は、ユーザーが許可しない限り届かない。つまり届いてしまうのは、Webサイトを閲覧しようとしたときに表示される「通知の受け取り許可」で許可してしまったのが原因だ。あまり気にせず「許可」してしまうとうっとうしい思いをすることもあるので、よく見るWebサイトからの本当に必要な通知以外はブロックしておくのがお勧めだ。