
2020年9月14日午後、安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選で菅義偉官房長官が新総裁に選出された。かねて携帯電話料金の値下げに注力してきた菅氏は、新型コロナ禍で露呈した行政のデジタル活用の遅れや不備を踏まえて「デジタル庁」の必要性も訴えていた。新政権のデジタル政策をうらなう。
2020年9月14日午後、安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選で菅義偉官房長官が新総裁に選出された。かねて携帯電話料金の値下げに注力してきた菅氏は、新型コロナ禍で露呈した行政のデジタル活用の遅れや不備を踏まえて「デジタル庁」の必要性も訴えていた。新政権のデジタル政策をうらなう。
「複数の省庁に分かれる関連政策を取りまとめて強力に進める体制として、デジタル庁を新設いたします」。菅義偉首相は2020年9⽉16⽇、就任後初の記者会⾒でこう明⾔した。さらに新たに設けたポストであるデジタル改革大臣に平井卓也元IT担当大臣を充てた。
2020年9月14日の自民党総裁選に圧勝した菅義偉官房長官はデジタル化政策の中心にマイナンバーカード(個人番号カード)の普及を位置づけている。菅氏はカードの普及に向けて全国の自治体も巻き込んで号令をかけてきた。新政権でも引き続き普及に注力するとみられる。
2020年9月14日午後3時過ぎ、菅義偉官房長官が自民党の新総裁に就任した。菅氏は16日に発足する新政権での注力分野の1つにデジタル政策を掲げる。今総裁選も特に主張したのが、携帯電話料金のさらなる引き下げだった。