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 眼鏡型のAR(Augmented Reality)用ヘッドマウントディスプレー(HMD)、いわゆるARグラスを日常的に利用する際に、ユーザーインターフェース(UI)をどうするか。数ある候補の中で、米Facebook(フェイスブック)が本命視するのが筋電センサーである。例えば腕輪のように同センサーを装着すると、指の筋肉を少し動かすだけで、コントローラーを手に持つことなく、正確なタイピング操作などができるかもしれない。

 2020年9月にFacebookが開催したオンラインイベント。同社AR・VR部門のFacebook Reality Labs(FRL)で Chief Scientistを務めるMichael Abrash氏は、筋電センサーによる入力技術を紹介した。実用化まであと数年の研究開発が必要だと前置きしつつ、ARにおけるUIの「中核になる可能性を秘める」と筋電に大きく期待する。試作した腕輪型の筋電センサー端末を披露し、手や指を動かして操作する様子を実演した。

FRLのAbrash氏
FRLのAbrash氏
(出所:Facebookのイベント「Facebook Connect」の公式動画)
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試作した腕輪型の筋電センサー端末
試作した腕輪型の筋電センサー端末
(出所:Facebookのイベント「Facebook Connect」の公式動画)
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 Facebookは、製品化で先行するVR(Virtual Reality)用HMDにおいて、コントローラーに加えて、本体搭載のカメラを利用したハンドトラッキングによる入力に対応している。ハンドトラッキングであれば、コントローラーが要らないので両手が空く。ARグラスでも利用したい入力技術と言える。