米ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)の4脚歩行ロボット「Spot」が2020年10月30日、日経クロステック編集部にやってきた。本コラムでは、一般販売が始まったばかりの同製品を外部の協力を得ながら編集部が使い倒し、使い方や使い勝手、使いどころを徹底的に探っていく。

4脚歩行ロボ「Spot」徹底研究
目次
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Spotはクライアント-サーバーモデルで制御、Pythonが基本
Spotは付属する専用のコントローラーでも操作可能だが、外部機器と連係させて、開発者の思い通りの操作をするには、パソコンからのコマンド操作が必要だ。Spotを専用コントローラー以外の機器を使って制御する場合は、パソコンなどで動作するプログラムからWiFiまたはEthernetケーブルを介してSpo…
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Spotにドアや弁を開閉可能な手が登場、人との協働への配慮は薄い
Boston Dynamicsは2021年2月2日(米国時間)、Spotに取り付けるロボットアーム「Spot Arm」を発表した。同社のWebサイトでは、セールスへの問い合わせのみ受け付けており、販売価格や出荷時期は明らかにしていない。
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4脚ロボ「Spot」の眼はIntelのRealSense、前後左右に5個搭載
日経クロステックは、米Boston Dynamicsが開発した4脚歩行ロボット「Spot」を入手した。現在、分析作業を実施中だ。Spotが他のロボットと一線を画すのは階段や不整地などを移動できることである。
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4脚ロボ「Spot」に自動走行ソフトを1カ月で実装、滑らかな動きの秘訣は?
玉川大学工学部の岡田浩之教授の協力を得て、岡田教授の研究室で2020年11月初めから進めていた、自動運転ソフトウエア「Autoware」を使ったSpotの自動走行実験。約1カ月の試行錯誤を経て、ついにSpotの自動走行が実現した。
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Spotは公道を歩けるのか? 警視庁に聞いてみた
4脚歩行ロボット「Spot」は、許可なく公道を走行できるのか――。2020年10月には日本郵便が配送ロボットの公道走行実験を公開するなど、ロボットの存在が当たり前になる日常がいよいよ近づいている。配送ロボットとしても活用が期待される4脚歩行ロボットだが、車輪を持たないロボットは公道で法律上、どのよ…
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4脚ロボ「Spot」は大学内を自律で駆けるか、スゴ腕学生がプログラム中
米Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)が開発した4脚歩行ロボット「Spot」は、日常生活でどの程度使えるのだろうか? 日常生活での利用を想定したロボット技術を競うロボカップ世界大会の「@ホームリーグ」で世界一となった玉川大学工学部の岡田浩之教授の協力を得て、研究室で現在検証を進…
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黄色い「クロ」がやってきた 4脚ロボ「Spot」分析計画始動
犬型のロボットがにわかに立ち上がると、日経クロステック編集部フロアにできた人だかりから驚きの声があがった。視線の先にあるのは、米Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)が開発した4脚歩行ロボット「Spot」だ。米国から届いたSpotを開封し、動かし始めるまでを報告する。