全1050文字
PR

 コンテナには開発生産性の向上、拡張性と可用性の向上、コストの低減といったメリットがある。これらを享受するにはシステムの開発と運用のやり方を変える必要がある。基本といえるCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)以外に、先行ユーザーの事例から、汎用的な活用法である「迅速スケール」「最適サイジング」、応用的な活用法といえる「クラウド乗り換え」「コンテナ納品」という4つの活用法が浮かび上がった。今回は最適サイジングを取り上げる。

 コニカミノルタは顧客管理・課金管理システムに対して、AWS(Amazon Web Services)のコンテナ管理サービス「Amazon ECS(Elastic Container Service)」で構築したコンテナ環境を適用している。従来はAWSの仮想マシンでアプリを動作させていたが、コンテナに切り替えた。

図 コニカミノルタにおけるコンテナの導入効果
図 コニカミノルタにおけるコンテナの導入効果
リソースの無駄を減らしコスト削減
[画像のクリックで拡大表示]

 コンテナ移行によって得た効果の1つは、ランニングコストの削減だ。従来の仮想マシンによる環境で発生していたコンピューターリソースの無駄が減ったという。

 顧客管理・課金管理システムはもともと、「リバースプロキシー」「Webアプリ」「運用管理用のバックエンドアプリ」といった機能に分割して実装していた。障害の原因調査やリリースなどの運用作業を効率化するため、機能ごとに1台の仮想マシンを使う方針で運用してきた。

 仮想マシンについては自社ルールにのっとって、Amazon EC2の汎用タイプとしてポピュラーな「Mシリーズ」などを使う必要があった。「Mシリーズは挙動にクセがなく汎用的に使いやすい」(コニカミノルタの吉田宏樹IoTサービスPF開発統括部アーキテクチャ開発部第1グループグループリーダー)。