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(画像:123RF)
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 2020年の「デジタルヘルス」分野では、ニュース「メニコンと米Mojo Vision、スマートコンタクトレンズの共同開発契約を締結」が最も読者の関心を集めた。Mojo Visionはスマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」の開発に取り組んでおり、拡張現実(AR)を利用してユーザーの視野に文字などを重ねて表示する。コンタクトレンズで実績の豊富なメニコンが共同開発に乗り出したことで、実用化に向けて大きく前進するのではないかと注目を集めた。実現すれば「究極のウエアラブル端末」になるだろう。

 20位までの記事を見ると、新型コロナウイルスへの対応や手術支援ロボットに関連した記事が多かった。新型コロナ関連では、2位「楽天が法人向けに新型コロナPCR検査キット提供へ、自宅で唾液を採取」と、16位「いよいよ始まった『自宅でPCR検査』、検体採取はオンラインで遠隔指導」がPCR検査の記事だった。いずれも自宅で実施可能な検査の話題であり、自宅で利用できるようにした各社の工夫に関心が集まった。唾液の輸送時などの二次感染を防ぐために唾液中の新型コロナウイルスを不活化する溶液を開発したり、検体を正しく採取できるように医師が利用者にオンラインで指示したりすることで実現した。

 手術支援ロボットは米Intuitive Surgical(インテュイティブサージカル)の「da Vinci(ダビンチ)サージカルシステム」の1強の状態が続いている。その市場に国産ロボットが参入した。5位や6位、17位の記事で紹介したメディカロイドの「hinotori サージカルロボットシステム」である。他に手術支援ロボットを開発している日本企業の例としてはリバーフィールドやA-Tractionがある。2021年は国産ロボットの導入がどれほど進むか、追随する国内企業の開発がどこまで進展するか注目したい。

デジタルヘルスのアクセスランキング
期間:2020年1月1日~12月18日
順位タイトル
1位メニコンと米Mojo Vision、スマートコンタクトレンズの共同開発契約を締結
2位楽天が法人向けに新型コロナPCR検査キット提供へ、自宅で唾液を採取
3位「今求められる医療とは何か」を問い直す、経産省と厚労省を橋渡しする官僚の江崎氏
4位ロボットが整形外科領域にもじわり浸透、高精度な「あの情報」が後押し
5位ダビンチの牙城を崩せ、国産初「手術支援ロボット」が狙う手術室のDX
6位国産初の手術支援ロボットが承認取得、メディカロイドの「hinotori」
7位新型コロナで世界が再認識、パルスオキシメータの有用性とは
8位「バイオエレクトロニクス」の競争激化、アステラス製薬が体内埋め込み機器に参入へ
9位DeNAが最大10万人の遺伝子データで創薬支援、米サービス日本法人と協業の理由
10位Fitbitが有料の健康増進サービスを日本で提供、法人向けはJMDCが独占販売
11位電力センサーを活用して高齢者を遠隔見守り、福岡市で実証実験
12位ワイヤレス聴診器で新型コロナの感染リスク低減、シェアメディカル
13位大京がマンション居住者に健康支援サービス、薬局とタッグを組んだワケ
14位在宅介護でIoTセンサーを活用、パナソニックが2022年度の事業化目指す
15位第一三共とCureApp、がん患者を支援するアプリの共同開発を開始
16位いよいよ始まった「自宅でPCR検査」、検体採取はオンラインで遠隔指導
17位日本発の「手術支援ロボ」は世界で勝てるか、実用化が迫る国産機の未来を探る
18位がん薬物療法をAI問診でサポート、日立製作所とがん研有明病院
19位Apple Watch「血中酸素ウェルネス」の衝撃、業界の常識を覆す
20位ソフトバンクが健康プラットフォームを構築へ、ウエアラブル端末使いメタボ指導