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(画像:123RF)
2020年は新型コロナウイルス関連の記事がよく読まれた。首位はコロナ禍で導入が進んだビデオ会議「Zoom」のセキュリティー問題に関する記事「ビデオ会議『Zoom』は本当に危ないのか? 3つのセキュリティー問題でこれが怖い」だった。使い勝手の良さなどから利用者が急増したZoomだが、セキュリティーについては誤解が多かった。そこで記事ではZoomのセキュリティー技術を分かりやすく解説して誤解を解いた。
第2位もコロナ関連である。空前のマスク不足に陥り、ドラッグストアには早朝から長蛇の列ができた。そこでシャープは急きょマスクを製造して抽選で販売することにした。喜ばしいことではあるが、一方でシャープをかたる詐欺の出現が懸念された。そこでそういった詐欺が出回る前に警告したのが第2位の記事だった。
コロナ禍のテレワークには不可欠のVPN(仮想私設網)。そのVPN製品の脆弱性を突く攻撃も多発した。そこで日経クロステックでは、VPNの脆弱性に関する記事を多数掲載して注意を呼びかけた。そのうち3本は第8位、第16位、第18位にランクインした。コロナ禍はまだまだ続く。攻撃者はこの混乱に乗じ続けることが予想される。2021年は今まで以上に守りを固める必要があるだろう。
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期間:2020年1月1日~12月18日