「ブレーキは怖い部品。できれば変更したくない」――。ある自動車メーカーのチーフエンジニアが漏らす。それにもかかわらず、SUBARU(スバル)やトヨタ自動車、ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン)など、ブレーキシステムの刷新・改良が相次いでいる。

 各社が採用を加速させているのが電動油圧ブレーキ(電動ブレーキ)だ。リスクを承知の上で、しかもガソリン車では必須でない高コストな部品をあえて採用する理由はどこにあるのか。パワートレーンやステアリングなどに続き、ブレーキにも電動化の波が押し寄せる。