新型コロナウイルス感染症拡大で大きなダメージを受けた2020年の工作機械業界。回復が期待されていた市況がさらに落ち込み、2年に1度開催されてきた日本最大の国際工作機械見本市「JIMTOF」もオンライン開催となった。しかし、その陰で各社は着々とコロナ後を見据えた準備を進めている。大手工作機械メーカーの社長や技術系のトップに、コロナ禍でのビジネスの変化や今後の戦略について聞いた。

トップに聞く工作機械、次の一手
目次
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コロナ禍で開発テーマが一新、ヤマザキマザック堀部上席執行役員
堀部 和也 ヤマザキマザック 上席執行役員商品開発本部副本部長兼FAソリューション事業部事業部長
ヤマザキマザック(愛知県・大口町)は、最新機種にクラウドサービス「Mazak iCONNECT」を標準搭載するなど、デジタル対応とサポートの拡充を図っている。新型コロナで遠隔サポートの重要性が高まっている状況に対応する。コロナ禍でのビジネスの変化や今後の戦略をどう捉えているのか。開発担当の上席執行…
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ニーズに合わせ機械もアップデート、牧野フライス土屋開発本部長
土屋 雄一郎 牧野フライス製作所 執行役員開発本部本部長
牧野フライス製作所は、JIMTOFに合わせて新しいコンセプトマシン「e・MACHINE」を発表。従来の同社製品とは一線を画する進化する工作機械がテーマだ。その他、自社ブランドのレーザー加工機など次々と意欲的な製品を投入しようとしている。開発本部本部長の土屋雄一郎氏に、コロナ禍でのビジネスの変化や今…
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電動シフトでギア需要増、AIで生産性磨く ジェイテクト加藤専務
加藤伸仁 ジェイテクト専務取締役 工作機械・メカトロ事業本部本部長
新型コロナウイルス感染症拡大で大きなダメージを受けた2020年の工作機械業界。しかし、その陰で各社は着々とコロナ後を見据えた準備を進めている。ジェイテクトはAI(人工知能)など知能化技術を使って強みである生産性に磨きを掛けるなどして差異化を図ろうとしている。工作機械事業を率いる加藤伸仁氏に、コロナ…
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不確実性の時代だからこそ自動化・知能化、オークマ家城社長
家城 淳 オークマ代表取締役社長
大型工作機械なども手掛けるオークマはこれまでオプション提供してきた自動化・知能化の機能を標準搭載し始めた。顧客が加工技術に注力し、これまで以上の超短納期で高精度・高品質の製品を納品できるようにするのが狙いだ。代表取締役社長の家城 淳氏にコロナ禍でのビジネスの変化や今後の戦略を聞いた。
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顧客にマグマがたまっている、DMG森精機の森社長が読むコロナ後
森雅彦 DMG森精機取締役社長
新型コロナウイルス感染症拡大で大きなダメージを受けた2020年の工作機械業界。しかし、その陰で各社は着々とコロナ後を見据えた準備を進めている。コロナ禍でのビジネスの変化や今後の戦略についてDMG森精機取締役社長の森雅彦氏に聞いた。
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