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【8月16日 Xinhua News】中国上海市宝山区でこのほど、3D印刷で作られた同市初のコンクリート製書院を取材した。外壁表面は独特の質感があり、茶褐色のトーチカ型をしている。図書展示会や学術討論会、新書発表会などのイベントに使われるという。内部は30平方メートルに満たないが、15人を収容できる。
印刷材料には独自に開発した繊維補強コンクリートを用いた。鉄筋はなく、型枠も使われていない。2台のロボットアーム3Dプリントシステムで「印刷」した。
外壁は中空で、中に断熱モルタルを充塡(じゅうてん)してある。内部は円形空間となっており、内壁は白く塗られ、天井はドーム状になっている。入り口のスイッチで円形の天窓が開き、換気もできるという。