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【9月10日 Xinhua News】中国南部の水を北部に送る「南水北調」プロジェクトは8月25日、中央ルートの黄河地下横断プロジェクトが水利部の竣工検収に合格した。東部ルートと中央ルートは、施設ごとの検収が155カ所すべてで完了した。

 統計によると、南水北調プロジェクトは現時点の送水量が累計560億立方メートル、受益人口が1億5千万人以上をそれぞれ超え、十分な送水効果を示している。

 ▽155施設の検収完了:「南水北調」の大きな節目

 東部ルートは江蘇省揚州市の江都水利ターミナルから始まり、長江の水を山東省へ送る。中央ルートは河南省南陽市の丹江口ダム陶岔(とうさ)水路から始まり、南北方向に千キロ余り流れ、河南、河北、天津、北京の各省・市を潤す。155施設のうち、東部は68カ所、中央は87カ所を占める。

江蘇省揚州市の江都水利ターミナル(資料写真)。(c)Xinhua News
江蘇省揚州市の江都水利ターミナル(資料写真)。(c)Xinhua News
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河南省南陽市の丹江口ダム(2019年11月26日撮影)。(c)Xinhua News
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