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【9月14日 Xinhua News】中国商務部対外投資・経済合作司が主催の2022国際投資グリーン発展フォーラムがこのほど福建省(Fujian)アモイ市(Xiamen)で開かれ、海外に進出した中国系企業の状況をまとめた「中国系企業国別発展報告」が発表された。報告は、グリーン経済が海外進出を図る中国系企業にとって新たな注目点になっているとの見方を示している。

イタリアのターラント港に設置された中国製の洋上風力発電機(2022年4月21日撮影)。(c)Xinhua News
イタリアのターラント港に設置された中国製の洋上風力発電機(2022年4月21日撮影)。(c)Xinhua News
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 報告にはブラジルやロシア、インド、南アフリカ、英国などに進出した中国系企業の各国での状況や現地で直面した課題・対策、事業投資に関する要望・意見のほか、進出先国のマクロ経済状況やビジネス環境などが盛り込まれた。

 フォーラムに出席した専門家は国際投資協力の現状について、不確実・不安定要素が増えているものの、新たなチャンスや可能性も秘めていると指摘。中国系企業はここ数年、対外投資協力を積極的かつ着実に実施し、世界経済の成長に前向きな貢献を果たしているとの認識を示した。