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 「職場とは違う自宅のテーブルで長時間パソコンを使って作業をしていたら、手首や指が痛くなってしまった」という人がいるかもしれない。無理して作業を続けると腱鞘炎(けんしょうえん)になりかねない。

 第一三共ヘルスケアのWebサイトでは、けんしょう炎の主な原因として「手首、指の使いすぎ」を挙げている。予防の第一歩は、手指を動かす腱と腱鞘を使いすぎないことだという。またキーボードを打ったりマウスを操作したりするときは、手首の負担を軽減するクッションや手首を固定するサポーターなどのグッズを活用するのもよいだろうと説明している。

 そこで今回は、パソコン環境をより快適にするためのグッズを紹介する。

パームレストでキーボード入力時の手の負担を軽減

 キーボードの打つ手の負担を軽減するなら、パームレストを用意しよう。パームレストは、キーボードを打つ手のひらの真下に置いて使う。キーボードを打つ手の高さを上げ、キーを押す指が自然な角度になるため、入力作業をしても疲れにくくなる。

 パームレストは高さや硬さが製品によって異なる。木材や樹脂を使った硬いもの、ウレタンを使用したある程度の反発力があるもの、内部にジェルを入れた素材のものなど、いろいろな種類がある。できれば家電量販店などに置いてある展示品を触ってから、好みのものを選んだほうがよい。手のひらをどっしり置いてキーをたたくなら硬いパームレストがお薦めだ。手のひらを少し浮かせてキーをたたくなら、手のひらがなじみやすい柔らかいパームレストを選ぶといいだろう。

エレコムの『疲労軽減パームレスト「FITTIO」(MOH-FTPシリーズ)』は、横浜市総合リハビリテーションセンターとの共同開発によって生まれたという。量販店での実勢価格は4370円(税込み)
エレコムの『疲労軽減パームレスト「FITTIO」(MOH-FTPシリーズ)』は、横浜市総合リハビリテーションセンターとの共同開発によって生まれたという。量販店での実勢価格は4370円(税込み)
(出所:エレコム)
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 パームレストを選ぶときは、素材だけでなく幅も重視しよう。デスクトップ用のキーボードなら、キーボードと同じ横幅のパームレストが欲しい。高級キーボードの一部には、キーボードと幅を合わせた専用のパームレストが用意されている。

 ノートパソコンの場合、多くの製品でキーボードの手前に10cm未満の空間が設けられているので、そこに手を置けばよい。こうした使い方に対応した、中央のタッチパッドのスペースを避けて設置できるノートパソコン用のパームレストも売られている。

タッチパッドがある中央部を避けて設置できるノートパソコン用のパームレストもある。写真はサンワサプライの「TOK-ERG6BK-S」。量販店での実勢価格は1220円(税込み)
タッチパッドがある中央部を避けて設置できるノートパソコン用のパームレストもある。写真はサンワサプライの「TOK-ERG6BK-S」。量販店での実勢価格は1220円(税込み)
(出所:サンワサプライ)
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