
特集
水素の貯蔵・運搬技術最前線
目次
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第6回 吸蔵合金でバイク用カートリッジ、水素吸着ポリマーも研究中
水素キャリアの最後は水素吸蔵材料だ。NH3の次に最もコンパクトになる水素キャリアで自家放電がない。材料によっては可燃性もなく、H2の出し入れの際のエネルギー損失も少ない。
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第5回 ハーバーボッシュ法の欠点を大幅改善、アンモニアの地産が可能に
東京工業大学 栄誉教授の細野秀雄氏が開発したHB法向け新触媒にも企業の投資が相次いだ。細野氏が開発した“金属性セメント”ともいえる材料「C12A7:e-」は、Ruと組み合わせることでHB法の温度をこれまでより100℃低い300℃以下、圧力は30~50気圧と従来の1/5~1/3に低減するという。
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第4回 水素社会は実は“アンモニア社会”、用途の広さで浸透
水素キャリアの1つであるアンモニア(NH3)のポテンシャルは非常に高い。水素キャリア候補の中では最もコンパクトで運搬や貯蔵が容易である。常温常圧では気体。沸点が-33.3℃で一見、液化には大きな電力が要りそうだが、20℃でも8.5気圧まで加圧すれば液化する。
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第3回 扱いやすい水素キャリア「MCH」、気体水素不要の生成法も登場
液化水素の事業を進めるHySTRA同様、水素(H2)以外の水素キャリアを推進する企業もそれぞれ推進組織を設立し、仲間づくりやプロモーションを展開している。
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第2回 水素ガスは既設のガス管でほぼOK、電柱にパイプを通す構想も
パイプラインやガス管は非圧縮または低圧の水素を輸送・供給できるほぼ唯一の手段である。
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第1回 水素の貯蔵法は7種類以上、用途に応じて一長一短
2050年ゼロエミの実現に向けて、社会の中で水素が非常に重要な役割を担う。その役割は、電力の平準化やエネルギーの貯蔵手段、そして化石燃料に代わる燃料、石油や鉄鋼の精錬材料などと非常に幅広い。ところが、水素をガスのまま使おうとするとすぐに壁に突き当たる。
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