全960文字
PR

 2021年以降、従来よりもはるかにきびきび反応するゲームや映像配信、酔わずに没入できるVR(仮想現実)/AR(拡張現実)コンテンツなどが登場しそうだ。工場のスマート化なども一段と進む可能性がある。

 これら変化を支える一翼がMEC(Multi-access Edge Computing)だ。モバイルの視点から見たエッジコンピューティング技術で、端末に近い側(エッジ)にサーバーを分散配置して処理するアーキテクチャーを指す。クラウドで実行してきた処理を、端末に物理的に近いエッジ(携帯通信事業者にとっては基地局など)で実行することで負荷の分散や処理遅延の短縮などが見込める。MEC活用が期待される分野として、画像分析や位置情報、IoT(インターネット・オブ・シングズ)やVR/AR、自動運転などがある。

図 MEC(Multi-access Edge Computing)の領域
図 MEC(Multi-access Edge Computing)の領域
MEC活用でデータ処理速度を向上(出所:情報通信総合研究所「InfoCom T&S World Trend Report」20年3月号の資料を基に日経コンピュータが作成)
[画像のクリックで拡大表示]