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オルビスは人工知能(AI)による肌状態の未来シミュレーションを同社のスマートフォンアプリで2020年12月から提供している。顧客がアプリで12の質問に答え自身の顔写真を撮影すると、「シミ」「シワ」「たるみ」といった肌の加齢状況と「潤い」「皮脂量」「キメ」といった肌状態の分析結果に加え、5年後、10年後、20年後の顔のシミュレーション結果を表示する。
同社は化粧品の通販や購入ポイントの管理などができるアプリを2017年2月から提供している。ただ、通販では店舗接客と異なり、肌の状況など得られる顧客情報が限られる。そこでオルビスはアプリ経由でも顧客とのつながりを深められるよう、AIによる美容診断の機能をアプリに順次追加することで、顧客の興味や関心、好みなどの情報を収集できるようにする。
肌状態のシミュレーションAIはこの施策の一環である。ITコンサルティングのフューチャーと開発した。