国内メーカーからIoT家電を軸にした体験型のサービスが登場している。その1つは、シャープが自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」の利用者のコミュニティー「ホットクック部」に実装した、ユーザーレシピのダウンロード機能だ(図6)。ホットクックは、食材や調味料を鍋に入れて待つだけで料理が完成する製品だが、コミュニティーに投稿されたレシピの中に気に入ったものがあれば、それをダウンロードして自動調理ができる。料理する人の悩みで多いのが、レパートリーが限られてきて献立作りに苦労すること。ホットクック部の機能は、それを解消するだけでなく、レシピのダウンロードによる調理鍋の自動制御で、実際に誰でも簡単に作れるところにポイントがある。
