大変革期を迎えている生活家電。家電業界のキーパーソンは、IoT家電を通じたサービスの提供など未来の製品・サービス像、ビジネスをどう見ているのか。パナソニック、英ダイソン、中国ハイアール、シャープのキーパーソンに聞いた。

特集
家電業界のキーパーソンが見据える未来
目次
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3億台がネットに接続、IoT家電の先駆者シャオミの肝はエコシステム
自社が開発を手掛けているのはスマホ、テレビ、ルーターのみながら、独自のエコシステムで自社ブランドのIoT家電を急速な勢いで拡大・普及させている中国シャオミ。家電を含むIoT機器事業の最新事情や将来展望などを聞いた。
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シャープ、「白物家電」に閉じこもっていたら未来はない
2015年に、家電をクラウドに接続して人工知能化することでもっと人に寄り添う存在にするための「AIoT」(AIとIoTの組み合わせ)という概念を打ち出したシャープ。
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家電の王者ハイアール、技術はもはや競争軸ではない
大型家電の販売台数で12年連続世界トップと、「家電の王者」として君臨する中国ハイアールグループ。多くの有力家電メーカーを取り込んで技術力とシェアを高めてきた。
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大切なのは哲学、ダイソン流のIoT化でなければ意味はない
John Churchill氏(Dyson Vice President for Floorcare)
英家電大手のダイソン(Dyson)は2020年11月、新たな技術開発のために27億5000万ポンド(約3880億円)の投資計画を発表した。この巨額投資の狙いは何か、IoTやAI時代に何を目指していくのか。
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「機能てんこ盛り」はもうやらない、パナソニックの戦略
日本の家電業界で海外企業への事業売却などが相次ぐなか、唯一の総合家電メーカーとして気を吐くパナソニック。同社も中国企業などの攻勢にさらされるなか、2018年には家電メーカーから「くらしアップデート業」への転身をビジョンとして打ち出した。