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 日本電産の業績が好調だ。20年度第3四半期(同年10~12月期)の売上高は前年同期比4.4%増の4331億9700万円と、2四半期連続で四半期売上高が過去最高を更新した。営業利益も同12.0%増の463億5500万円。原価改善の「WPR4プロジェクト」を徹底し、利益を生み出した。

 車載事業や家電・商業・産業用事業で市況が大幅に回復した。前者は車載電装部品や電動パワーステアリング向けモーター、後者は搬送用ロボット向けモーターや家電向け圧縮機の売り上げが伸びた。

 20年度第3四半期累計期間(同年4~12月期)でも、売上高は前年同期比2.2%増の1兆1849億9100万円、営業利益は同24.0%増の1155億3500万円と、増収・営業増益を達成した。第3四半期累計期間の業績が前回予測(20年10月26日時点)を上回ったことを受け、通期の業績見通しを上方修正する。売上高は据え置きの1兆5500億円だが、営業利益は前回予測から150億円増の1550億円、純利益も同150億円増の1200億円とした。

 成長著しい車載事業を巡っては、かつてテレビやカメラで起こった「垂直統合型→水平分業型」「インテグラル型→モジュラー型」の波が、エンジン車から電気自動車(EV)へのシフトが進む自動車でも起こってきているという。EVでは、よりシンプルかつ低価格のモーターが求められるとみて、まずはコスト競争力の向上に努める。さらに、今後の急激な需要拡大に備えた量産体制の構築も進める。

テレビやカメラと同じ動きが自動車でも起こってきているという(出所:日本電産)
テレビやカメラと同じ動きが自動車でも起こってきているという(出所:日本電産)
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