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 ネット型リユース事業を手がけるマーケットエンタープライズ(東京・中央)は2021年1月28日、2020年第4四半期(4Q、10~12月)における中古スマートフォンの取引数ランキングを発表した。同ランキングは、中古スマホ端末取引の大手4市場(ヤフオク!、メルカリ、ムスビー、ラクマ)の動向を分析した結果である。また今回は、巣籠もり需要による中古iPadやSIMフリースマホの動向、通信料金値下げの影響についても言及している。

iPhone 8の人気は変わらず

 今回の中古iPhone市場のトップ10ランキングは前四半期よりも寡占度が高まり、「iPhone 8」と「iPhone 7」が完全制覇した。全体の取引数は前期比16%増と活況だった。ランク外で取引数が伸びたのは「iPhone 11」。マーケットエンタープライズによれば、2020年10月から順次発売された「iPhone 12」シリーズの登場によって、機種変更をしたユーザーが多かったからという。

2020年第4四半期の中古iPhoneランキング
2020年第4四半期の中古iPhoneランキング
出所:マーケットエンタープライズ
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けたのがSIMフリー版のiPhone 8とiPhone 7。主にフリマ市場で取引されている。iPhone 8の取引数は、2020年7〜9月と比べて184%増、2019年10〜12月と比べて280%増だった。iPhone 7の取引数はそれぞれ156%増、171%増となった。この背景としてマーケットエンタープライズは、新型コロナ感染拡大の勢いが止まらないことを理由に実店舗を避け、フリマ市場を利用して端末を転売・販売するユーザーや事業者が増加したためと推測する。