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VRコントローラー5つの特長

 SIEによると、新しいVRコントローラーの特長は大きく5つある。第1が「アダプティブトリガー」である。ゲーム内のインタラクションにおける力加減や緊張感といった感覚を提示する。PS5のコントローラーで新たに採用したもので、これをVR用にも適用した。左右のVRコントローラーそれぞれに「アダプティブトリガーボタン」を搭載した。

 第2が、「ハプティックフィードバック」である。これも、PS5のコントローラーで初めて採用した機能だ。多彩な振動によって、ゲーム内のアクションにおける物理的な反応を表現する役割を担う。例えば、車が泥道を走るときの、重いずしりとした感触や、武器利用時の反動などを表現できる。今回、VRコントローラーの形状に合わせたハプティックフィードバックを搭載する。これにより、さまざまな感触を提示したり、手触りを感じられようにしたりできる。例えば、岩石がごろごろと横たわる砂漠を横断している感覚や、近接攻撃で拳を交わし合う感覚などを得られるという。

 第3に、「フィンガータッチ機能」である。同機能は、押さなくても触れるだけで指を認識するもの。センサーを親指と人さし指、中指が置かれる部分の3カ所に搭載した。これにより、ゲームプレー中に、ジェスチャーによる操作が可能になる。

 第4が「トラッキング」だ。その名の通り、VR用ヘッドマウントディスプレー(HMD)がVRコントローラーの動きを追跡する。

 第5が、スティックやボタンである。左手で持つVRコントローラーには、「アナログスティック」「△ボタン」「□ボタン」「グリップボタン(L1)」「トリガーボタン(L2)」「クリエイトボタン」を、右手で持つVRコントローラーには、アナログスティックと「×ボタン」「〇ボタン」「グリップボタン(R1)」「トリガーボタン(R2)」「オプションボタン」を搭載した。このうち、VR用に初採用したとみられるのが、グリップボタンである。同ボタンは、例えばゲーム内のオブジェクトを「つかむ」操作をする場合に利用するという。

右手で持つVRコントローラー
右手で持つVRコントローラー
画像の下側に見えるのが、グリップボタンとトリガーボタンだとみられる。(出所:SIE)
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右手で持つVRコントローラー
右手で持つVRコントローラー
中央に見えるのがアナログスティック。(出所:SIE)
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