全571文字

 配送用商用車(トラック)向け自動運転技術を手掛ける米国のスタートアップ(新興)企業Gatik(ガティック)は2021年4月6日(米現地時間)、いすゞ自動車の北米子会社Isuzu North Americaと提携した。いすゞが海外向けに展開している小型トラック「Nシリーズ」(日本では「エルフ」)に、米自動車技術会(SAE)で定義された「レベル4」相当の自動運転機能を搭載することを狙う。最初の車両は、21年中に登場する見込みである。

 Gatikは17年創業で、シリコンバレーの一画であるパロアルトとカナダのトロントにオフィスを構える。同社は米小売り大手のWalmart(ウォルマート)など北米の複数の小売事業者と共に自動運転車を運用していることで19年に注目を集めた。その後、カナダ小売り大手のLoblaw Companies(ロブロー・カンパニーズ)と複数年のパートナーシップ契約を締結したことを20年11月に明らかにするなど、小売り(リテール)分野で存在感を示している。

Gatikの小型電動トラック
Gatikの小型電動トラック
21年2月のプレスリリースから。(出所:Gatik)
[画像のクリックで拡大表示]

 Gatikが狙うのは、「ミドルマイル」と呼ぶ、物流向けとして比較的距離が短い、倉庫と店舗間といった中距離配送の市場である。これまで発表してきたレベル4の自動運転機能を備えた電動トラックは小型で、同社にとってNシリーズは「中型(medium-duty)」に相当する。