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 米Tesla(テスラ)は、2021年4月26日(現地時間)、同年1~3月期の決算発表の直後に、同社CEO(最高経営責任者)のElon Musk(イーロン・マスク)氏をはじめとする幹部らが参加する説明会を開催した。その質疑応答の中で、自動運転用の機械学習モデルをトレーニング(学習)するために同社が利用しているスーパーコンピューター「Dojo」を、将来外部企業に開放する方針を示した。

 テスラの電気自動車(EV)に搭載した8台のカメラで周囲360度の映像データを獲可能。テスラは、同データを自動運転用機械学習モデルのトレーニングに活用しているという。こうしたカメラを搭載した車両は100万台以上が公道を走行しており、22年には200万台が実際に市中を走行するようになるとみている。こうした多数のテスラ車から得られた膨大な映像データと、スパコンDojoや独自ソフトウエアを使って学習させている。例えば、映像内のオブジェクトなどにラベルを自動で付与する独自のツール「Holy Grail(聖杯)」を開発し、利用しているという。

 Dojoは既存のスパコンに比べて、動画1フレームを処理するエネルギー効率などが「けた違いに高い」(マスク氏)とする。外部企業の需要が考えられることから、将来Dojoを外部企業にも利用できるようにするつもりだと明かした。

米カリフォルニア州で駐車中のテスラ車
米カリフォルニア州で駐車中のテスラ車
(撮影:日経クロステック)
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