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 IoT向けでは、現実世界の情報を取得するセンサーの需要は非常に高い。一方で、膨大な量のデータを処理するため、送受信するデータ量や消費電力を低減させなければならない。そこで「エッジAI」のような、AI(人工知能)を用いた分散データ処理が重要になる。

 ここで存在感を発揮するのが、画素チップとロジックICを積層して搭載するCMOSイメージセンサーだ。用途別に学習したAIをカメラ側に搭載しエッジ処理をすることで、データ量や消費電力を大幅に削減できる。ソニーグループは2020年5月に「インテリジェントビジョンセンサー」として商品化を果たした。「今はさまざまな実証実験を実施している段階で、事業として立ち上がるのはもう少し時間がかかる」(吉田氏)。

エッジAIを使った例では、スマートカメラを用いた小売店などでの人物認識を挙げた
エッジAIを使った例では、スマートカメラを用いた小売店などでの人物認識を挙げた
(出所:ソニーグループの配信動画をキャプチャー)
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 2021~2023年度の3年間における第四次中期経営計画について吉田氏は「2兆円以上の戦略投資を進める」と話す。急拡大するコンテンツIPやDTC(Direct to Consumer)領域を中心に、テクノロジー領域などに優先的に投資を進める考えだ。

吉田氏が発表した第四次中期経営計画のキャピタルアロケーション
吉田氏が発表した第四次中期経営計画のキャピタルアロケーション
(出所:ソニーグループの資料)
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