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 米Keysight Technologies(キーサイト・テクノロジー)は、スペクトラムアナライザー(シグナルアナライザー)のハイエンド機種「N9042B UXA Xシリーズ」を発表した ニュースリリース 。2Hz~110GHzの信号を最大11GHzの帯域幅で解析できる。5G NRや車載レーダー、航空宇宙、防衛などに向ける。6Gも視野に入れるという。

新製品を使った測定系のイメージ
新製品を使った測定系のイメージ
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 新製品の最大測定周波数の110GHzはこれまでのハイエンド機種「N9041B UXA Xシリーズ」*(「N9040B UXA Xシリーズ」の改良機種)と同じ。なお、110GHzは本体に周波数エクステンダー「V3050A」を接続した場合で、それを接続しない場合(すなわち、本体のみ)は最大測定周波数は50GHzである。また、外部オプションを加えることで、「最大1500GHzの信号を測定可能になり、6Gも視野に入る」(キーサイト・テクノロジー)という。新製品の解析帯域幅は4GHzで、N9041Bの1GHzに比べて大幅に広がった。デジタイザーを外付けすることで、解析帯域幅は最大で11GHzに広げることができる。

* 関連記事:110GHzスペアナ、Keysightが車載レーダーや5G向けに
最大測定周波数
最大測定周波数
本体のみで50GHz(左)。周波数エクステンダーを併用すると、110GHzになる(中央)。外部オプションを加えることで、1500GHzに上げられるという(右)。(出所:Keysight Technologies)
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周波数エクステンダー「V3050A」の概要
周波数エクステンダー「V3050A」の概要
(出所:Keysight Technologies)
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