全1755文字
PR

認証対象を拡大、Armサーバーも

 今回エヌビディアは、サーバー向け認証プログラム「NVIDIA-Certified Systems」の対象機種を拡大することも発表した ニュースリリース 。同認証を得たサーバーは現時点で50機種以上に及ぶという。

 同認証プログラムでは、AI処理を実施するサーバーやコンピューターの性能や機能が一定の水準に達していることを保証する。これまでは、AI処理をの行うスパコン(サーバー)や、AI処理のアクセラレーターとして用いるようなエッジサーバーなどが対象だった。これらに加えて、ソフトウエア定義のネットワークやストレージ、そしてセキュリティーなどの処理を担う「DPU(Data Processing Unit)」を搭載したサーバーも対象にする。具体的には、エヌビディアのDPU「BlueField-2」を採用したサーバーで、サーバーメーカーから21年後半に登場するという。

DPU「BlueField-2」
DPU「BlueField-2」
(出所:エヌビディア)
[画像のクリックで拡大表示]

 今後は、認証プログラムの対象をArmサーバーにも拡大する。22年に、英Arm(アーム)のサーバー向けCPUコア「Neoverse」を採用したプロセッサーを搭載したサーバーも認証品として登場する予定だ。台湾GIGABYTE(ギガバイト)と台湾Wiwynn(ウィウィン)がそれぞれ発売するという。

 既にギガバイトはArmサーバーの開発に動いている。同社はエヌビディアと共同で、AI処理を利用したアプリケーションなどの開発に向けた、ハードウエアとソフトウエアを統合した開発者キット「Arm HPC Developer Kit」を準備中である。そのハードウエアとして、Neoverse採用の米Ampere Computingのプロセッサー「Ampere Altra」と、エヌビディアのGPU「A100」を2つ、BlueField-2を2つ搭載したサーバーを提供する 公式ブログ