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 米NVIDIA(エヌビディア)は、2021年5月31日からオンラインで開催中のICT(情報通信技術)関連の展示会「COMPUTEX TAIPEI 2021」に合わせて、AI(人工知能)関連技術の開発に向けたソフトウエア基盤「Base Command Platform」を発表した ニュースリリース 。オンプレミスやクラウドにおける、多数のユーザーや複数のチームによる横断的で大規模なAI開発に向けたもの。AI開発のワークフロー(工程)を一覧・管理しやすくすることなどで、AIのプロトタイプの作製から運用開始までを迅速化できるという。これにより、データサイエンティストや研究者などの負荷軽減を狙う。

Base Command Platformのイメージ
Base Command Platformのイメージ
(出所:エヌビディア)
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 エヌビディアは米NetApp(ネットアップ)と共同で、サブスクリプション型のサービスとして「Base Command Platform with NetApp」をアーリーアクセスの顧客に対して既に提供している。月額料金は9万米ドルからである。エヌビディアのAI学習用クラスター「NVIDIA DGX SuperPOD」の他、ネットアップのストレージやデータ管理サービスを利用できる。

「NVIDIA DGX SuperPOD」
「NVIDIA DGX SuperPOD」
(出所:エヌビディア)
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 Base Command Platformは、AI開発に必要なコンピューティングリソースやスケジュール、ジョブなどをGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)を用いて分かりやすく、かつ包括的に管理できるとする。例えば、機械学習モデルや分析用ソフトウエアなどを収めた「NVIDIA NGC カタログ」、機械学習やデータ分析におけるプロトタイピング向け開発環境「Jupyter Notebook」などに対応する。

 加えて、Base Command Platformをパブリッククラウドでも利用できるようにする。例えば21年後半に、Google CloudのマーケットプレイスでBase Command Platformをサポートする予定だ。米Amazon Web Services(AWS)に関しては、Base Command Platform の顧客がAWSの機械学習サービス「Amazon SageMaker」に機械学習のワークロードを容易にデプロイ(実装)できるという。こうしたクラウドベンダーが提供するインスタンス「仮想マシン」も、Base Command Platformで管理できるようだ。