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 予防安全機能では、ベース車両と同じ先進運転支援システム(ADAS)を採用した。車両前方を監視する主要センサーは、単眼カメラとミリ波レーダーを使う。提供する機能はベース車両と同じで、ナビリンク機能付の「プロパイロット」(高速道路におけるレベル2の運転支援システム)を搭載した。ただ、同機能はベース車両と同様に、オプション装備となる。

 ナビリンク機能付プロパイロットのほかに、(1)自動ブレーキ、(2)前方衝突予測警報(FCW)、(3)車線逸脱抑制、(4)後側方衝突防止支援(BSI)、(5)後退時車両検知(RCTA)、(6)高機能ヘッドランプ、(7)標識認識──などのADAS機能を提供する。これらの機能は標準装備である。自動ブレーキは夜間歩行者に対応するが、交差点の右折時には対応していない()。

ベース車両と新型車の比較
表 ベース車両と新型車の比較
日産自動車の発表データを基に日経Automotiveが作成。
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 日産副社長の星野朝子氏はオンライン会見で、「今回の新型車は、外装や内装などの上質感を高めたワンクラス上の小型車になる」と述べた(図3)。例えば内装では、インストルメントパネルにツイード調の織物を採用したほか、前席のヘッドレストに高音質スピーカーを装着した。

星野朝子氏
図3 日産自動車副社長の星野朝子氏
(オンライン会見の画面をキャプチャー)
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 新型車の最低価格(消費税込み)は261万300円であり、ベース車両より約58万円高い。この価格から考えて、主な競合車は欧州メーカーのBセグメント車になりそうだ(図4)。

新型車の内装
図4 新型車の内装
(出所:日産自動車)
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