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 電気自動車(EV)を手掛ける米国の新興企業Canoo(カヌー)は2021年6月17日(米国時間)、今後の製造計画を明らかにした。自社工場での製造と製造委託の両方を駆使する。製造委託先はオランダVDL Nedcar(VDLネッドカー)で、カヌーの自社工場の立ち上げでも協力を仰ぐ。

 VDLネッドカーの前身は、三菱自動車の欧州生産子会社だ。EV新興にとって、量産は大きな壁である。今回、実績のある企業とタッグを組むことで、このハードルを乗り越える。カヌーが自社製造拠点を立ち上げている間、米国と欧州向けのカヌーのEVをVDLネッドカーが製造する。22年第4四半期のEV量産開始、納車を目標にする。22年中に最大1000台を製造し、23年に1万5000台を製造することを目指している。

 カヌーは、カリフォルニア州ロサンゼルス市郊外に本社を置く。17年に創業し、20年12月に特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じて米ナスダック市場に上場した。同社は、「スケートボードアーキテクチャー」と呼ぶ、電動パワートレーンやバッテリーなどを搭載した、平たい形状のEVプラットフォームを開発。このEVプラットフォームの上に異なる車体部を載せることで、さまざまEVを造る。

カヌーのEVプラットフォーム
カヌーのEVプラットフォーム
(出所:カヌー)
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