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 自動運転技術を手掛ける中国WeRide.ai(ウィーライド・エーアイ、文遠知行)は、2021年6月23日、シリーズCラウンドで3億1000万米ドルを調達したことを明らかにした。同ラウンドにおいて、フランスRenault(ルノー)と日産自動車、三菱自動車のアライアンスの投資会社が出資した。同投資会社にとって、今回の出資はシリーズAラウンドに続く2回目である。ウィーライドによれば、中国市場に向けたレベル4相当の自動運転技術の開発で日産と協業関係にあるという。

ウィーライドの自動運転車(出所:ウィーライド)
ウィーライドの自動運転車(出所:ウィーライド)
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 ウィーライドは前のシリーズBラウンドで3億1000万米ドルを獲得している。Cラウンドも合わせると、ウィーライドは5カ月以内で6億2000万米ドル(1米ドル110円換算で682億円)を獲得したことになる。これにより、同社の評価額は33億米ドルに達した。

 ウィーライドは、かつて中国Baidu(バイドゥ、百度)の自動運転開発部門にいたTony Han氏がシリコンバレーで17年に創業した企業である。その後、同年に中国の広州に本社を設立し、米国と中国で自動運転技術の開発やロボタクシーの試験運用を続けてきた。同社によれば、自動運転技術による総走行距離は500万kmを超えたとする。中国だけでなく、米カリフォルニア州でもテストドライバー同乗による自動運転車の公道試験を実施しており、好成績を収めている。