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(4)5Gミリ波活用で通信事業者、端末メーカーと連携

 欧米や中国、インド、日本、韓国、東南アジアを含む世界各地の企業と5Gミリ波技術活用で連携する。日本のKDDI、京セラ、NTTドコモ、楽天モバイル、ソフトバンクをはじめ、インドAirtel、米AT&T、Casa Systems、Motorola、UScellular、中国China Unicom、Fibocom、Gongjing Electronic、HONOR、MeiG、OPPO、Quectel、Sunsea AIoT、TCL Communication、vivo、Xiaomi、ZTE、台湾Chunghwa Telecom、独Deutsche Telekom、韓国ETRI(Electronics Telecommunications Research KDDIInstitute、韓国電子通信研究所)、Infomark Co., Ltd.、Innowireless Co., Ltd.、Partron Co., Ltd.、Samsung Electronics、フィンランドElisa、HMD Global、Nokia、Telia Finland、スウェーデンEricsson、伊Fastweb、TIM、オーストラリアNBN Co、Optus、Telstra、仏Orange、シンガポールSingtel、タイTrue Corporation Plc.、英Vodafoneなどと協力して、遠隔治療、スマートファクトリー、スマートポートなど、各種シナリオでの5Gミリ波ネットワークや対応端末の可用性拡大を進めていく。

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(5)今後の5Gに向けた展望

 今後の5Gに向けては、さらなる大容量、大規模カバレッジ、低遅延を目指して、産業IoT、自動車、その他企業向けに研究開発用無線環境テストベッドとシステムシミュレーションを提供。また、無線技術、エッジクラウド処理、AIを包括する5G機器とアプリケーション実現に向けて、次のようなプロトタイプ開発を進めている。これらのデモは「MWC Barcelona 2021」で公開され、その動画はYouTubeからも視聴可能となっている。

  • 広域5Gシステム基盤の強化:サブバンド半二重、広域5Gポジショニング、クロスノード機械学習、sidelinkによる5G NR-Light実現、5Gデバイス分割管理などに焦点を当てて開発を進めている。
  • ミリ波アプリケーションの展開:ミリ波中継器、機械学習に基づくビーム予測、ネットワークトポロジー最適化、ミリ波IoT、スマートファクトリーでのミリ波活用に焦点を置いて、ミリ波の性能や導入効果などを検証する。
  • 5G V2X sidelink:広域5Gネットワークからローカル高解像度3Dマップなどの高帯域幅データをオフロードしてネットワーク容量を拡張するほか、分散時間同期による堅牢(けんろう)な通信、GNSS(Global Navigation Satellite System、全球測位衛星システム)が利用できない場合の通信維持を実現する技術開発を進めている。
  • インダストリー4.0への5G活用:産業用の5G無線テストベッドを用意し、マイクロ秒レベルの時間同期によるTSN(Time-Sensitive Networking)、協調マルチポイント(CoMP)による超高信頼性、センチメートルレベルの屋内精密ポジショニング、より効率的なデバイス間通信に向けた産業用IoTへのsidelink適用などの調査を行っている。
  • ミリ波5Gを活用したXR:ミリ波5Gと分散コンピューティングを活用したXRにより、より没入感の高いモバイル仮想現実と拡張現実体験を提供し、さらなる物理世界、デジタル、仮想世界の融合を推進する。
  • より環境にやさしいネットワークの実現:広帯域幅、高密度配置による高速大容量のモバイルネットワークを実現しながらも、エネルギー消費を大幅に削減できる高効率変調方式などの研究を進める。
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