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 米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)は2021年7月1日(米国時間)、フィンランドのヘルシンキに自律配送技術の研究開発を行う拠点「Amazon Scout Development Center」を新たに設けることを明らかにした。設立当初、20数名の技術者が配属される。自律走行可能な配送用車両(以下、配送ロボット)を利用したサービス「Amazon Scout」の研究開発に専念する。米国や英国、ドイツの拠点と連携しつつ、複雑な実空間をシミュレート可能な3次元(3D)ソフトウエアを開発するという。

「Amazon Scout」の配送ロボット
「Amazon Scout」の配送ロボット
(出所:アマゾン)
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 アマゾンはAmazon Scoutを19年に米国で開始した。配送ロボットはクーラーボックスほどの大きさで、歩道を移動する。速度は歩行者並みだという。

 新型コロナウイルス感染症の拡大によって、Amazon Scoutのような歩道を走行する配送ロボットを利用したサービスの人気が上がっている。例えば、米国の新興企業Starship Technologies(スターシップテクノロジーズ)は、米国だけでなく、英国やエストニア、ドイツ、デンマークなどで配送事業を営む。新型コロナ禍におけるコンタクトレス配送への需要拡大にともない、配送回数が急増した。2019年8月時点で累計10万回だった同回数は2020年6月に同50万回、2021年1月に同100万回に達している。