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GANによる3D映像の生成も可能に

 今回のUSDの拡張をエヌビディアは、「SIGGRAPH 2021」(21年8月9日~13日、オンライン開催)で発表した。オムニバースの機能拡張の1つとして位置付ける。このほかにも、オムニバースに向けた機能拡張を発表した。例えば、3Dアニメーション制作ツール「Blender」がUSDに対応し、オムニバースで利用可能になる。加えて、米Adobe(アドビ)と共同で、3Dデザイン用のツール「Substance 3D」向けプラグインを開発した。これにより、オムニバース上で3Dモデルにマテリアルをペイントできる。

オムニバースに関してアドビと協業
オムニバースに関してアドビと協業
(出所:エヌビディア)
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 オープンベータ版として、任意の2D画像から3Dオブジェクトを自動生成する「GANverse3D」もオムニバース上で利用可能にする。3D CGを制作するエヌビディアのオムニバース用アプリ「Create」の機能として提供する。人工知能(AI)アルゴリズムの1つであるGAN(Generative Adversarial Network、敵対的生成ネットワーク)を利用しており、3Dオブジェクトの制作の手間を省ける。

 エヌビディアは現在、オムニバースのオープンベータ版を提供中。既に500社以上の企業が利用・評価中だとする。5万人以上の個人クリエーターもダウンロードしたという。同社はオムニバースをエンタープライズ版として、21年秋に正式にリリースする予定。もともと21年夏の予定だったが、やや遅れている。