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 活発な前線の停滞が九州地方や中国地方に記録的な豪雨をもたらしている。日経クロステックでは2021年8月16日、九州地方に自社および生産子会社の工場を構えるトヨタ自動車、ホンダ、日産自動車に工場の稼働状況について聞き取り調査を実施。各社、同日昼時点で「工場の稼働に影響はない」と回答した。

 トヨタは、100%出資するトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)の工場を福岡県内に3拠点構える。そのうちの宮田工場は高級車ブランド「レクサス」シリーズの車両生産を担う。輸出専用車を合計して年43万台を生産できるという。

トヨタ自動車のエンブレム
トヨタ自動車のエンブレム
(撮影:日経クロステック)
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 ホンダは、熊本県大津町に2輪車の国内一大生産拠点である熊本製作所を構える。中・大型2輪車や、排気量50ccクラスのスクーターなど年29万台の生産能力を持つ。また、同製作所は「パワープロダクツ」製品の生産も担い、発電機や耕うん機、蓄電器といった完成品を年10万台生産可能とする。

 日産は、生産子会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)、および日産車体九州(同)の工場を福岡県内に構える。日産自動車九州は年53万台を生産可能。ミニバン「セレナ」やSUV(多目的スポーツ車)「エクストレイル」などを生産している。日産車体九州は年12万台を生産でき、ミニバン「エルグランド」や商用バン「NV350 キャラバン」、海外市場向けの大型SUVを造っている。

 今回の豪雨に対して日産の広報担当者は「引き続き状況を注視したい」と慎重な姿勢を示した。