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 米IBMは2021年8月23日(米国時間)、エンタープライズ市場向けに新しいプロセッサー「Telum」を報道発表し ニュースリリース 、プロセッサーに関する国際会議「Hot Chips 33」(21年8月22~24日、オンライン開催)で講演発表した。特徴は、同社として初めて、機械学習の推論処理のアクセラレーターを集積(オンチップ化)したことである。例えば、クレジットカードの不正利用やマネーロンダリングといった不正行為をリアルタイムで判別するシステムでの利用を想定する。ローンの処理やリスク分析などの金融分野での用途を強く意識している。開発した組織は「IBM Research AI Hardware Center」で、Telumは同組織が開発した初のチップだとする。

IBMの「Telum」
IBMの「Telum」
(出所:IBM)
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 Telumは、韓国Samsung Electronics(サムスン電子)の極端紫外線(EUV)リソグラフィーを用いた7nm世代の製造プロセスで作製された。チップ面積は530mm2、トランジスタ数は225億個。動作周波数は5GHz超である。