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 米Facebook(フェイスブック)は2021年9月9日(米国時間)、スマートグラス「Ray-Ban Stories」を発表し、販売を始めた。フランスEssilorLuxottica(エシロール・ルクソティカ)との共同開発品で、同社が手掛ける著名なブランド「Ray-Ban(レイバン)」の製品として販売する。フェイスブック初のスマートグラスだけあって、米メディアで大々的に報じられるなど、話題をさらった。

「Ray-Ban Stories」を身に着けたフェイスブック CEOのMark Zuckerberg氏(出所:「Ray-Ban Stories」の公式動画をキャプチャーしたもの)
「Ray-Ban Stories」を身に着けたフェイスブック CEOのMark Zuckerberg氏(出所:「Ray-Ban Stories」の公式動画をキャプチャーしたもの)
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 まず販売するのは、米国とカナダ、英国、イタリア、アイルランド、オーストラリア。オンラインに加え、店舗でも販売する。複数のモデルがあり、価格は299米ドルから。日経BPシリコンバレー支局は販売対象地域にあるので、9月9日にさっそく注文した。当初、約1週間先の到着予定だったが、なんと翌日の10日に到着。さっそく「開封の儀」を執り行った。

 その前に、今回のスマートグラスの概要を解説する。フェイスブックは、現実空間に合うように映像を重ねて表示するAR(Augmented Reality)機能を備えた眼鏡型端末、いわゆるARグラスの開発に注力している。だが、Ray-Ban StoriesはAR機能には対応せず、写真や動画の撮影に重きを置く。そのため、「ARグラス」ではなく、「スマートグラス」と銘打っている。

 カメラは左右のレンズ横に1つずつ、合計2個搭載する。画素数はいずれも500万画素である。このカメラを使い、周囲の様子を写真や動画として撮影できる。動画は最大30秒。操作は、右側のつるに搭載した静電容量方式のタッチセンサーまたは、音声入力で行う。周囲へのプライバシーに配慮し、本体の白色LEDを点灯させて周りの人に撮影中だと分かるようにしている。

 撮影した映像を対応アプリ「Facebook View」で取り込んで、編集し、友人や知り合いなどと共有できる。「Facebook」や「Instagram」、「WhatsApp」、「Messenger」といったフェイスブックのSNSだけでなく、「Twitter」や「TikTok」、「Snapchat」でも共有できるという。

 通話や動画に向けたスピーカーやマイクを搭載する。音楽再生機能も備える。