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距離分解能が20倍に向上

 今回の新製品は最大で10m先の歩行者を検知できる。距離分解能は37.5mm(使用帯域4GHzの理論値)である。これは、WaveEyesシリーズの24GHz帯既存品(使用帯域0.2GHz)の20倍の分解能に当たるという。新製品は複数のアンテナを備えており、検知対象物までの距離に加えて角度も計測できる。新製品のサンプル出荷と評価キット(評価ボードとPCで稼働するソフトウエアなどからなる)の提供は21年10月に開始する。量産出荷は22年3月に始める予定。なお、製品は、特定の機能を実現するソフトウエア(以下、ターンキーソフトウエア)を実装し、その状態で電波法試験に新日本無線が合格させてから顧客に提供される。

新製品の主な仕様
新製品の主な仕様
(出所:新日本無線)
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 ターンキーソフトウエアの第1弾は2種類ある。存在検知用と人流検知用で、どちらもInfineonが開発した。第2弾以降は新日本無線が開発する。屋内の人の位置検出、ジェスチャー検出、水位検出、生体情報検出などのターンキーソフトウエアの開発を予定している。将来は、顧客の要望に応じてカスタムのソフトウエアも提供する計画だとした。なお、新日本無線は、現在、日清紡ホールディングスの完全子会社だが、22年1月1日に日清紡ホールディングス連結子会社のリコー電子デバイスと統合され、同日付で日清紡マイクロデバイスとなる予定 ニュースリリース 。このため新製品の量産出荷は日清紡マイクロデバイスが担うことになる。

機能別のソフトウエアも提供
機能別のソフトウエアも提供
図中の「ターンキーソフト1(今回)」の2種は、Infineonが開発したもの。「ターンキーソフト2(開発中)」以降は新日本無線が開発する。(出所:新日本無線とInfineon Technologies)
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