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 安全装備では、(1)障害物検知機能、(2)操舵時や急な下り坂での速度抑制機能を用意した。オプション装備となる前者の機能では、ボディー前面に搭載した赤外線センサーを使う。車両前方2.5~3m程度の範囲の障害物や人などを同センサーで検知すると、警告音とパネル表示で警告して2km/h程度まで自動で減速する。自動でブレーキはかけない(図4)。

赤外線センサー
図4 ボディーに装着した赤外線センサー
(出所:トヨタ自動車)
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 後者の操舵時の速度抑制機能は標準装備である。舵角(だかく)センサーで操舵角を検知し、操舵角が大きい場合に自動で減速する。オプション装備となる急な下り坂での速度抑制機能は、加速度センサーを用いて勾配を推定。下り坂を走行しているときの速度が速い場合に、自動で減速するものである。こちらも自動でブレーキはかけない。

車両の主な諸元
表 車両の主な諸元
(トヨタ自動車の資料を基に日経Automotiveが作成)
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