全1244文字
PR

 ソニーセミコンダクタソリューションズ(以下、ソニー)は2021年10月6日、エッジAI(人工知能)センシングプラットフォーム(基盤)「AITRIOS(アイトリオス)」を発表した。AI機能を搭載した同社のイメージセンサー「IMX500」を中核にした、リカーリング型の事業モデルを志向する。日本や米国、欧州を皮切りに21年内から順次、提供を始める。これまでもIMX500で同種の事業を手掛けてきたが、顧客の利用環境をさらに整えつつ、ブランド名を付けて対外的なアピールを本格的に始めた点が新しい。狙いはユースケースの拡大とパートナー企業との連携強化にある。

「AITRIOS(アイトリオス)」のイメージ
「AITRIOS(アイトリオス)」のイメージ
(出所:ソニー)
[画像のクリックで拡大表示]

 IMX500は、ソニーが20年5月に発表したエッジデバイス向けのイメージセンサーである。ロジック回路部にISP(Image Signal Processor)の他、推論処理を実行するソニー独自の演算回路(DSP)や、推論モデルや重み付けのパラメーターなどを格納するSRAMを備える。例えばショッピングモールの客の動向や店頭在庫管理、工場内での作業員の状態を検知する用途などを想定している。発表から1年以上が経過し、こうした想定通りに、リテール(小売り)分野やスマートシティー、スマートビルディング、スマートファクトリー分野での問い合わせが多いという。