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 NECは2021年10月8日、欧州と米国を結ぶ北大西洋横断海底ケーブルの供給契約を米Facebook(フェイスブック)と締結し、建設を開始したと発表した(図1)。同ケーブルはフェイスブックが計画・運用し、NECが建設を担う。2023~2024年ころに運用開始する計画だ。

図1 NECは大容量の海底ケーブル技術に強みを持つ
図1 NECは大容量の海底ケーブル技術に強みを持つ
(出所:NEC)
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 今回の北大西洋横断海底ケーブルプロジェクトの特徴は、「世界で初めて」(NEC)という、大容量通信が可能な48芯(24ファイバーペア)の海底ケーブルを採用する点だ。これまでは多くても32芯(16ファイバーペア)程度の海底ケーブルが主流だった。NECが新たに開発した48芯の海底ケーブルの適用によって、32芯と比較して伝送容量が約1.5倍の0.5ペタビット/秒(0.5Pbps)のデータ伝送が可能になる。NECによると「中継器による光増幅が必要な長距離海底ケーブルとして、世界最大容量の伝送だ」という。

 NECにとっては、初となる北大西洋横断海底ケーブルの建設案件となる。これまで同社は、アジアや太平洋地域の海底ケーブルの案件を多く獲得してきた。今回のプロジェクトを通じ、北大西洋間の建設時に必要となる各国の許認可手続きなどのノウハウを新たに蓄積し、ビジネス拡大の足がかりにしていく考えだ。