全1302文字
PR

 パナソニックは2021年12月、市販のAV一体型カーナビゲーション(以下、カーナビ)「ストラーダ」の新型を発売する(図1)。近年のカーナビ市場の動向に合わせ、大画面の高価格帯モデルと標準画面サイズの低価格帯モデルを用意した。今後市販カーナビの市場は成長が見込めない中、同社は中古車への搭載やカーナビの買い替えといった需要を狙い、生き残りを図る。

図1 「ストラーダ」の10V型モデル
図1 「ストラーダ」の10V型モデル
有機ELディスプレーを採用する。画面は3D地図。(出所:パナソニック)
[画像のクリックで拡大表示]

 同社は現在のカーナビのトレンドとして「画面の大型化」と「低価格化」の2つを挙げる。

 パナソニックの調べによると、近年はカーナビを搭載する車両のうち、画面の大きいカーナビを搭載する車両の構成比が高まっている(図2)。中でもより大型の9~10V型のカーナビの構成比が顕著に増えている。

図2 18年と20年のカーナビ搭載車両における画面サイズ別の構成比
図2 18年と20年のカーナビ搭載車両における画面サイズ別の構成比
パナソニックによると18年から20年にかけて大画面のカーナビの構成比が5割近くまで高まった。オンライン発表会の様子をキャプチャー。
[画像のクリックで拡大表示]

 また、市販のAV一体型カーナビの市場では低価格帯の製品の構成比が高まっている(図3)。同社は21年の同市場について、新型コロナウイルスの影響で需要が大きく落ち込んだ20年から回復するが、販売台数に占める低価格帯の製品の構成比はさらに高まるとみている。

図3 21年の市販のAV一体型カーナビの価格帯別の需要動向
図3 21年の市販のAV一体型カーナビの価格帯別の需要動向
パナソニックは販売台数に占める低価格帯製品の構成比が高まると予測する。オンライン発表会の様子をキャプチャー。
[画像のクリックで拡大表示]

 こうした市場動向を踏まえ、同社が今回投入する新製品は大きく分けて2モデルある。

 1つめは高価格帯で、ディスプレーが9、10V型の大画面モデルである。10V型は従来品と同様に有機ELディスプレーを採用する。画面寸法は、9V型が幅199mm×高さ112mmで、10V型が幅223mm×高さ126mm。想定販売価格は14万円前後(消費税込み)からである。

 2つめは低価格帯で、ディスプレーに7V型の液晶ディスプレーのみを採用する標準モデルである。画面寸法は幅157mm×高さ80mmである。想定販売価格は8万円前後(消費税込み)からである。

 両モデルともに従来品から解像度を高め、操作への反応やルート検索の速度を向上させた。