米SIA(Semiconductor Industry Association:米国半導体工業会)の発表によると ニュースリリース 、2021年第3四半期(7~9月期)の半導体世界売上高は1448億米ドル(約16兆4200億円)に達した。第3四半期の売上高としては過去最高である。前年(20年)の第3四半期に比べて27.6%増加している。半導体不足の緩和に向けて業界を挙げて増産に取り組んだ結果とする。
21年9月単月の半導体世界売上高は482億8000万米ドル(約5兆4700億円:3カ月間の移動平均値、以下同)に達した。21年8月より2.2%増加し、5カ月連続で過去最大の売上高を記録した。21年9月の前年同月比は27.6%増と、21年8月の29.7%増からは小さくなった。前年同月比の値(増加率)は、20年6月からずっと、その前の月の値よりも大きかった。それが1年3か月ぶりに減少に転じた。前年同月比がマイナスになる事態は当面ないと思われるが、単月の売上高はそろそろピークを迎えそうな気配である。