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上場で137億米ドルを調達

 リヴィアンは21年11月に上場し、時価総額が10兆円を超えたことで注目を集めた。同社によれば、上場で137億米ドルの総収入(gross proceeds)を調達したという。この豊富な資金をジョージア州の製造拠点に投じる。リヴィアンによれば、同拠点を構築するために用地開発などを含めて50億米ドル規模の投資を行うという。最終的に、7500人以上の従業員を雇用する見込みだ。

 イリノイ州ノーマルにある既存の製造拠点も拡張する。年間15万台の生産能力だが、これを20万台に引き上げるという。22年第2四半期までにノーマル工場で800~1000人の従業員を追加で雇用する予定だとする。

 2つの製造拠点を合わせて、24年に生産能力は年60万台に達することになるが、足元の生産台数はまだ少ない。リヴィアンは乗用車としてピックアップトラックの「R1T」やSUV(多目的スポーツ車)「R1S」を手掛けている。このうちR1Tを21年9月に初めて納車した。12月15日時点で、R1シリーズ(R1TとR1S)を652台生産し、386台を納車したという。同社は当初、21年の生産台数として1200台を目標に掲げていた。だが、部品不足などの影響もあり、その目標は達成できない見込み。それでも、12月15日時点で、アマゾンからの10万台の商用EVの注文のほか、R1シリーズで約7万1000台のプレオーダーがある。

リヴィアンの「R1S」
リヴィアンの「R1S」
(出所:リヴィアン)
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