「米Blue Yonder(ブルーヨンダー)の競争力を強化するため、必要な技術やデータなどを補うM&A(合併・買収)も想定する」(パナソニックコネクト代表取締役執行役員社長 兼 CEO〔最高経営責任者〕の樋口泰行氏)(図1)。
パナソニックホールディングス(HD)子会社で、サプライチェーンソフトウエアなどの事業を手掛けるパナソニックコネクトは2022年4月4日、ブルーヨンダーに対してさらなる経営資源を投入していく姿勢を鮮明にした。ブルーヨンダーはサプライチェーンソフトウエアを手掛ける企業で、21年9月にパナソニックHD(旧パナソニック)が全株式を総額8000億円超もの巨費を投じて取得した。
22年4月1日、パナソニックHDの持ち株会社制への移行により、その傘下に事業会社が新たに発足(図2)。その事業会社の1つであるパナソニックコネクトがブルーヨンダーを中心としたサプライチェーンソフトウエア事業を引き継ぐ。